『帝国日本と朝鮮牛――畜産資源の確保と植民地化』(晃洋書房)
蔣 允杰 著『帝国日本と朝鮮牛』(晃洋書房)
ISBN 978-4-7710-3685-7
7040円 272頁
2023年1月20日刊行
本書では、近代日本と朝鮮半島の関係を捉え直すための媒介として「朝鮮牛」
に着目する。朝鮮牛は、帝国経営を支えた重要な農業・軍需資源であり、朝鮮
植民地化の過程でその確保と消費は体系化していった。日本による朝鮮牛
統制の歴史的展開を国際的な視点から分析することで、新たな日朝関係史像を提示する。